土曜日

花火を見ていました

サンダルをひっかけて 階段を少しのぼって

去年の人いきれと 500円のコーラと 気さくなおばさんと

木々の隙間から見えた光を思い出しながら

 

花火を鮮明にする黒煙はあたりの空を覆うのに

わたしがいる真上の空は星がキラキラで

どっちの光もきれい

 

わたしはこの位置で十分でした

人ごみは年々身を削ります